Columnコラム

マクラメのことやワークショップについてなど

マクラメ講師紹介-bulanbumi24 Eiko

アナナスブレス/マクラメ

– この記事は2020年9月号の冊子「ノマドバコ通信/連続通信講座vol.1-3号」の記事を編集したものです –

ノマドバコの講師と店長アイのリモート対談。今回は現在ベトナムから新作デザインをお届けするbulanbumi24 EIKOとの話です。

(ノマドバコ)EIKOさんは、講師の中で私との付き合いが一番長いのですが、マクラメ編みをはじめたきっかけを教えてください。

(bulanbumi24)マクラメをはじめたのは2013年7月でした。ノマドバコがまだ教室を持っておらず「ノマド」状態だった頃で、恵比寿の美容室で木の実を使ったピアスを作ったのが初めてでした。2011年〜2012年頃主人の仕事の都合で中国の上海に滞在中、中国結びは習っていました。結びの技法としての共通点はありましたね。

(ノマドバコ)講師として手伝ってもらうようになったのも、随分と昔になりますね。

(bulanbumi24)2015年秋の「吉祥寺糸モノ祭り」の一貫でアトレのイベント会場でワークショップをした時に初めてお手伝いとして参加しました。その後、講師メンバーも少しずつ増えていって、京都や大阪への関西出張なども参加してきました。
現在はベトナムですが、当時は日本とインドネシアの行ったり来たりの生活で、日本に滞在中だけお手伝いに参加するという感じでかれこれ5年になるんですね。

(ノマドバコ)EIKOさんもたくさんのデザインをワークショップで展開されていますが、思い入れのある作品についてお聞かせください。

(bulanbumi24)マーキスリングです。元々は友人からのオーダーで大きめの石でインパクトのある指輪を作って欲しいと頼まれたのがマーキスリングの原型となったデザインでした。その後、自分用に教材サイズよりも一回り大きなマーキスリングを身につけているうちに、ワークショップに来てくださっている皆さまから「課題にして欲しい」とお声がけいただくようになり、課題用にデザインし直した作品です。存在感のある作品に仕上げることが出来たと、気に入っています。

(ノマドバコ)マーキスリングは見栄えもするし、編みごたえもあり、人気の作品ですね。デザインする時のことをお聞かせください。

(bulanbumi24)石を並べてみて、全体の配置や大まかなフォルムを決めてから編み始めています。
細かい装飾に関しては、編みつつ、心地良いデザインを探りながら作業していく感じです。コードがたくさん出ていると、ついたくさん結び目を作ってしまいたくなるのですが、余白を敢えて残して、透かし模様を作るように心がけています。

(ノマドバコ )透かし模様の美しさは今回のアナナスブレスにも出ていますね。今回の作品について一言お願いします。綺麗に作るコツなどもお願いします。

(bulanbumi24)ブレスだけでなく、石のサイズを変えてピアスも作れるのでバリエーションを楽しんで貰えたら嬉しいです。綺麗に作るコツは、結び目を硬く結ぶこと、各工程に取り掛かる時に、既に編んである部分の結び目を一度整えてから作業をすると全体の仕上がりが綺麗になると思います。

(ノマドバコ )透かし模様の時には、いつも以上に一つずつの結び目の硬さが大切ですよね。
プライベートについて聞かせてください。EIKOさんはろうけつ染のバティックを長いこと習われてましたよね。

(bulanbumi24)2014年から2018年の間、インドネシアのジャカルタと日本の行ったりきたりの生活の間、テキスタイル博物館のワークショップにずっと通っていました。私の場合は一度の滞在が1〜2ヶ月だったので、その中で完成できる作品を手がけていました。習い始めはハンカチサイズから始まって、バンダナやテーブルセンターなどの作品も作りました。バティックのデザインは自由度が高く、地方毎の特色もあり、それを追いかけ地方へ赴き著名なバティック作家達に会えたことも私が「ものづくり」を続ける中で貴重な経験となりました。

(ノマドバコ)現在はベトナムのホーチミンに滞在されていますが、日本を離れてから随分経ってしまいましたね。

(bulanbumi24)2020年の2月の終わりからですから、もう半年帰国出来ていません。(インタビュー2020年8月時)本気で帰国しようとすれば、その手立てはあるのですが、今度はベトナムに戻った時に、隔離施設に2週間入らなくてはならなくなるので。。
まさかこんなに自粛が長引くとも思っていなかったので、手持ちの石やビーズがいよいよ足りなくなってきました。日本からの郵送物も、まだ不安定なようですし。

(ノマドバコ)早く元の日常に戻って欲しいものですね。定期的な講師のZOOMミーティングを始めてからは、いつも以上にお顔を見ながらの話は出来ていますが、一日も早く、実際に教室などで会える日を楽しみにしています。最後に通信講座を受講の皆さまや、ワークショップご参加の皆さまに一言お願いします。

(bulanbumi24)遠方のベトナムからではありますが、通販という形で参加することが出来たことをとても嬉しく思っています。出来上がった作品はインスタグラムなどでぜひ見せていただけると励みになります。また教室でもお会いできますことを楽しみにしています。

(ノマドバコ)ありがとうございました。

ブロックプリント(スタンプのような技法)でのバティックも体験した(画像準備中)

バディックの絵付け作業(画像準備中)

ロウをペンのようなものを使って流している(画像準備中)

現地のインドネシア人講師のオリジナルデザイン(バティックはEIKO作)(画像準備中)

トップに形の歪な石を集め、首回り装飾を凝ったものにしようと考えた作品(画像準備中)

連続通信講座課題
「アナナスブレス」石の大きさを変えることでピアスへのアレンジも可能

講師プロフィール
bulanbumi24 EIKO
※インドネシア語でbulanは月、bumiは太陽の意味
2013年7月 マクラメを始める
2015年11月ごろよりノマドバコのマクラメ講師になる
現在ベトナムホーチミンに滞在中。

インドネシア滞在中に始めたバリ島の木製トルソー販売「トルソー西田」
WSに参加の生徒さんや手作り作家の方々に向けた什器を取り扱い。
今年の活動は難しいですが時期が来たら再開する予定です。

インスタグラム:torsonishida

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