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「オリジナルデザイン講座」 てんやわんやな講座となりましたが何がそんなに大変だったかという話

吉祥寺教室

– この記事は2020年8月号の冊子「ノマドバコ通信/連続通信講座vol.1-2号」の記事を編集したものです –

前頁のnorikoさんとのzoom対談の中で出てきた「オリジナルデザイン講座」の話をもう少し詳しく話します。2015年に開催した全3回の講座でした。午前と午後で7名ずつ、講師は私一人のみ。

当時のおおまかな講座のスケジュールですが、全3回で作る作品は2つでした。
第1回目に石の配置を決めて大まかなデザイン画を描く(連結なしデザイン)
第2回目に家で編んできた作品について発表、編みたいけどどうすればよいか、わからない箇所などについて話し合う。プラス連結デザインのデザイン画など
第3回目 仕上げ作業、完成目標 という感じでした。

第3回目に実際に完成出来た方はほとんどおらず、結局他の講座を受講の際に続きをやったり、しばらく間を置いて完成作品を見せてくれたり、未完のままだったりとそれぞれでした。

記憶が正しければこの講座は、1度しか開催しなかったと思います。
ありがたいことに、その後もしばらくは未受講の方々から受講したいというお声はたくさんいただいたのですが、実際に開催してみた感触として、当時の私には荷が重すぎた課題だったので、結局幻の講座となりました。

通常のワークショップではデザインが決まっているので、ある意味ゴールが設定されています。合っているか間違っているかの「正解」が明確にあります。
オリジナルデザインの場合、「正解」がない。これが本当に大変でした。

思っていた以上に大変でした。私の実力不足で、あたふたとしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

「正解」がないとは言っても、みなさんの中にも、落ち着くフォルム、綺麗だなと思うフォルムと、なんだか気持ちの良くないフォルム、美しくないな、という形、そういうもの(ある意味で正解のようなもの)はそれぞれあるかと思います。

ただ、お互いの頭の中を見せ合うことは出来ないから、目指しているフォルム、目指しているゴールに向かって一緒に取り組む作業にはたくさんコミュニケーションが必要だし、色々なデザインのマクラメパーツの引き出しも必要です。

あれから6年。今は同じ講師という立場から共に試行錯誤してくれる強力な仲間に恵まれました。
またいつも通りの日常が戻った暁には、このオリジナル講座、今度は講師のみんなと悩みながら、もう一度開講してみたいなぁというのが目下の目標です。

店長 愛

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